3日目その1:ラパスからチチカカ湖へ
今日は朝6時にホテルロビーで待つように、
というツアー会社からの指示。 6時を10分ほどまわった頃、大型バスが正面玄関前に止まった。 その後、2ヶ所で参加者を乗せて、バスはラパスからチチカカ湖へ 向けて出発した。 どうやら参加者は、私たちを含め6名しかいないらしい。 40人ぐらい乗れるバスに、6人+英語ガイドだけは寒い。 ちなみに今回のツアーは、トランステュリンTransturinという ボリビアのツアー会社。 朝日が差し込んでいるラパスの街が、 だんだん眼下へ遠くなっていき、 エル・アルトEl Alto という空港がある町に入った。 町の中心を行き交うチョリータと呼ばれる女性たちの格好は、 色鮮やかな風呂敷を背負って、幾重にも服を着て、 山高帽を被ったボリビアやペルーの高地特有の伝統的な姿。 東アジア人の顔にもっと彫りを作ったら、ここの人たちになるだろう、 というぐらい良く似ていると思う。 やっぱりアジア人とは、祖先は同じなのだろう。 人々は、バスではなくて、コレクティーボと呼ばれる バン(マイクロバス)に、手を挙げて乗り込む。 その詰め具合は、車によっては見ているとハンパじゃない。 たぶん人の上も座席として座っているかも、というぐらい詰め詰め。 乗員制限なんて、おそらく存在しない。 町の中心を外れると、寒々しい荒涼とした大地が続く。 右側の窓からは、万年雪を冠した山々が見え始めた。 左側の窓からは、延々と広がる真っ青な空と茶色の大地。 時々、野良犬たち。 店か家らしきものが、通り沿いに建ってたりするものの、 今は空き家のようだったり。 ほとんど人影が見えない。 やがて、湖がちらちらと見えてきた。 チチカカ湖Lago Titicacaだ。 湖面の60%がペルー領、40%がボリビア領となっているこの湖は、 標高3808mで、面積1000km²以上の湖では湖面が 世界で最も高い位置にある淡水湖。 その広さは8562 km²、広島県よりも少し大きいぐらい。 ちなみに、琵琶湖は670.33 km²。 ラパスから約1時間半で、チチカカ湖のほとりにあるチュアという 桟橋のような港に到着。 ここでバスを降り、カタマラン号というクルーズ船に乗換。 わざわざ、ツアー客の荷物を運ぶためだけの人たちが待機して、 黙々と運んでくれた。 いよいよここから、チチカカ湖クルーズが始まる。 高山病、そろそろ出てきそう・・・。
by cocowaqui
| 2007-11-11 22:12
| 07秋 南米・ベルギー
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